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​子宮鏡手術

粘膜下子宮筋腫や子宮内膜ポリープにたいする手術です

 子宮の入り口からスコープを挿入し、子宮の中(内側)の治療を行います。子宮の内側にある粘膜下子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどにたいして行います。これらは生理の量が多くなったり(過多月経)、不妊症の原因となるため切除がすすめられます。また子宮のなか(内側)に発生した腫瘤は子宮体癌やその前がん病変である子宮内膜増殖症との鑑別が重要で、その検査目的にも子宮鏡は役立ちます。
 盲目的に切除を行うことに比べて、子宮鏡では出血や病気が残っていないかなどの確認が確実にできます。手術を行うとき子宮筋層の厚さをカメラで確認することは不可能であるため、超音波で確認しながら、手術を行うことにより子宮穿孔(あながあくこと)を予防します。

 入院期間は原則2泊3日で短く、不正出血や過多月経などの症状が劇的に改善することもありとても効果的な手術です。また腹部にきずができないため、手術後の痛みはほとんどありません。ただし病変の大きさなどや発生する位置により、手術を行うことが難しい場合もあります。その場合は腹腔鏡下に切除した方がより安全で、合併症の発生も低い場合がよくありますので、方法については充分に相談させていただきます。

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